ど緊張のESOLクラス~50代おばちゃんタジタジ~

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Halfway

こんにちは、Mamishです。

いよいよ始まったハワイでの学生生活。

ド緊張の中、臨んだのはESOLクラス。ESOL=English Speakers of Other Languages 要は、KCCの正規のコースに上がる前段階の英語スクールのようなものです。英検やTOEIC・TOFULの成績が、入学基準には達しているものの、正規のコースに進むにはまだ少し未熟な学生たちが最初に入るクラスです(^^;

午前中2時間、午後2時間、月~木みっちりと英語を勉強します。金曜日は1時間だけKCCのカリキュラム・コースやその他について教わりました。

今日はその様子をシェアしたいと思います。

クラスメート/日韓友好

ドキドキの初クラスは8月26日(月)9:20スタート。

私のクラスは韓国からと日本からの留学生がほぼ半々で合計15人足らずの少人数でした。もちろん私が一番年上で、次が30代後半、次に20代半ば、20代前半、一番若い子で19歳の男の子でした。

20代前半のコたちはほぼ1セメスターだけの交換留学で来ているようでした。

みんな私の息子たちより全然若い!!そんな中に加わって、正直やっていけるかなと不安にもなりましたが、アメリカでは「年齢はただの数字に過ぎない」という考えがあって、よくも悪くも平等に対応されて、まったく問題なく過ごすことができました(*^^*)

一方、韓国では儒教の教えから、人間関係において年齢はとても重要で、出会ったらまず相手の年齢を確認し、相手が年上なら敬語を使う、失礼のない態度をとるなど気を付けなければならないそうです。

先生に「何か質問は?」と問われたときに、一人の韓国人の男の子が先生の年齢を尋ね、「どうしてそんなことが気になるんだい?アメリカでは他人の年齢なんて聞いたりしないよ。」と優しく諭される場面があり、その時にアメリカと韓国の年齢に関する考え方の違いを知りました。

日本では、一応1歳でも年上なら先輩として相手に敬語を使う、年下でも自分より経験の長い人を先輩としてあがめる、年上でも同級生ならタメ口OK、などなど対応は多岐にわたっており、これも面白い文化だな~と思います。

主な授業の内容

ESOLのクラスで習得すべきことが主に2つあります。

プレゼンテーションとエッセイです。

専科に移った時に困らないように、この2つは徹底的に教え込まれます。

プレゼンテーション(Presentation)

プレゼンテーションなんて日本の大学の卒論発表以来、30数年ぶり。しかも、当時はパソコンなんて使わなかった💦

今の若い世代の学生さんたちにはもうお馴染みだと思うのですが、プレゼンテーションはGoogleSlideかPowerPointを使って作り、クラスで大きなスクリーンに映し出して発表することが多いです。

最初のプレゼンテーションはKCCに入ってほんの1か月後くらいでした。ESOLでは時間的な問題もあり、たいてい2~3人のグループでのプレゼンテーションになります。

まだよく知らないクラスメートとe-mailで連絡を取り合いながら、スライドを作っていく作業は、なかなか大変でした。

プレゼンテーションするにあたって大事なことがいくつかあって、基本すべてのプレゼンテーションの評価基準になります。

  • テーマや画像、表現が適切であること
  • 制限時間内に発表を完了すること
  • 「Amm・・」「You know・・・」など、言葉に詰まることなくスムースに発表すること
  • クラス中に届くような十分な声の大きさであること
  • スライドを読み上げるのではなく、聴衆と目を合わせながら話すこと
  • 大げさではない身振り手振りを交えること
  • 笑顔で、自信を持って臨むこと などなど

プレゼンテーションは先生だけではなく、クラスメイトがお互いに評価しあう形で行われることが多いです。

時には途中で先生のSTOPがかかり、作り直してビデオに撮って再提出なんてグループもあるほど、まぁまぁ厳しかったです。

でも、プレゼンテーションは卒業までずっとついて回る課題の一つなので、最初に厳しく教えていただいてよかったと思います。

エッセイ(Essay)

エッセイも本当に学生泣かせの課題の一つです。これも卒業までずっとついて回ります😢

日本のいわゆる「起承転結」とは違って、まずアメリカのエッセイのまず最初の段落で「私はこういうことが言いたいんだ!」といいことを明らかにします。

次にどうしてその結論に至ったかについて詳しく説明します。

そして、誰かの反対意見を引用したり違う視点からの考察を入れたりしながら、話を広げていきます。

最後に表現を変えながら自分の考えや主張を結論付けていきます。最初の段落と同じ表現を使うのは厳禁です。

午後のクラスではほぼ毎日何かを書かされました。書き終わったら、文字数とピリオドの数を自分でカウントします。要は1文に何文字使ったかを知ることで、中学生並みの単純な文章になっていないかを確認するのです。

最終的に1つの文章に20文字以上は書けるようになることが目標です。

ただし、長ければいいというわけではなく、文法的なさまざまなルールをクリアしていなければならず、それもけっこう習得するのが大変でした。

また同じ単語を多用するのも厳禁です。同じ意味合いの別の単語を探して書くのですが、ボキャ貧の私にはこれがまた大変でした。

エッセイの書き方についてはいずれ詳しくお話しできればと思います。

APPを使ってゲーム感覚で学習

必要な単語の習得や重要な用語・概念の学習によくAPPが使われました。

Memorise チャプターごとに学習する英単語がすでに(先生によって??)インプットされており、通学のバスの中や空いた時間に効率よく授業に必要な単語を習得することができました。

Quizlet デジタルの単語帳のようなAPPで、自分で作ることもできます。単語だけではなく、いろいろなクイズを作成することができるので、結構テスト前の暗記に役に立ちました。

Kahoot! クイズ形式のゲーム型学習アプリです。多くの先生がこのアプリを使用していました。解答のスピードや得点を競う形式で、楽しいけれど緊張もしました。

映画の登場人物の人格や性格の解析

ESOLのクラスでは、映画を観て登場人物の人格や性格を解析してプレゼンテーションするというおもしろい授業がセメスターを通して行われました。

基本的に学習する内容が「マイノリティの人権」についてでしたので、映画の内容もけっこう重い内容ばかりでした。

Selma 1964年の公民権法によって法的に撤廃されたはずの南部アメリカの黒人人種差別ですが、依然として差別がなくなることはなく、翌1965年、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士が参政権獲得を目指して、暴力的な反対の中、アラバマ州セルマからモンゴメリーまで壮大な行進を推し進め、ついに投票権法の大統領の署名を獲得するという実話をもとにした作品。

Far from Heaven 1957年のコネティカット州ハートフォードが舞台。一流企業の重役である夫とかわいい2人の子供に恵まれた、幸せなはずのブルジョワ家庭の主婦キャシーだったが、夫は自身が実は同性愛者であることを悩んでおり、一方彼女も優しい黒人の庭師に密かに思いを寄せるものの、一緒にいるところを知人に目撃されてしまい、悪い噂を流されて悩むことになる。人種差別と同性愛者に対する差別を取り上げた作品。

Temple Grandin 4歳で自閉症と診断されたテンプル。突然パニックに陥ったり、人間関係をうまく築けなかったりと自身や家族の苦労は多いものの、彼女の独特の思考・才能を生かすことで次第に世の中に受け入れられていくという実話に基づいた作品。牧場の牛の行動を観察し、自身が身をもって体験した上で牛の苦痛を和らげるための独自のシステムを考案し開発したという障害を持つ女性のサクセスストーリー。

映画は好きでよく観ますが、人物をここまで解析しながら観ることはないので、貴重な経験になりました。

字幕を見ながらでも内容を把握するのはとても大変で、スクリプトを読んで何とか理解できたものの、スラングにかなり苦労しました。

”What on earth was that woman thinking?” ん?「あの女性は地球の上で何を考えているんですか?」??(笑)

on earth は「いったい」と訳されるスラングで、「あの女性はいったい何を考えているの?」という意味になります。

今日のまとめ

今日はESOLで私が受けた授業について大筋でご紹介しました。

ほかにも盛りだくさんな授業で、1セメスターの約5ヵ月があっという間に過ぎていきました。

個人的な主観ですが、私たち日本人に比べて、韓国の学生は基本英語がマスターできているという印象でした。韓国の学校教育のシステムはよく知りませんが、日本の英語教育が遅れているのはずっと言われてきたことで、やはりいざ英語圏に出た時にその差は歴然だなという気がしました。

でも、今からでも遅くはないと思います。

思いついた時が実行の時!

じゃあ、またね👋

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