こんにちは、Mamishです。
今日は、ハワイのカレッジを卒業した後の進路についてお話ししようと思います。
留学先を卒業したら、じゃあ次はどうするかって話なんですけど、選択肢はまぁいろいろあります。
- 日本に帰国
- 別の(または別の国の)大学・カレッジへ編入・再留学
- OPTを利用してアメリカで職業研修 などなど
私はOPTを選択しました。
今日は、私の就活の苦労話をハンカチを片手に読んでいただけたらと思います。(´Д⊂グスン
OPTとはなんぞや?
OPT(Optional Practical Training) とは、アメリカの大学や大学院などを卒業後、最長1年間学生ビザで滞在し、専攻と関連のある分野で企業研修を受けることができるシステムのことです。
OPTには、大学やカレッジに在学中に就職する「プレOPT」と卒業後に就職する「ポストOPT」の2種類があります。
プレOPT(Pre-Completion OPT)・・・在学中に週20時間、長期休暇中はフルタイムで就労が可能です。ただし、卒業後もOPTを継続する場合、在学中の就労期間が差し引かれるので注意が必要です。
ポストOPT(Post-Completion OPT)・・・大学やカレッジを卒業後、1年間就労可能です。
お金・時間・意欲・体力があれば、1年間カレッジに通学・Certificate取得⇒OPT⇒カレッジに戻り卒業・Associate Degree 取得⇒OPT⇒大学に編入・卒業⇒OPT⇒大学院に入学・卒業⇒OPTという夢のような偉業を成し遂げることも可能です。☆(*´꒳`*ฅฅ゙パチパチパチ
ただし、専攻が「一般教養(General StudiesやLiberal Artsなど)」の場合はOPTの申請資格が得られないため注意しましょう。
OPT申請の手順
1. 学校が主催するワークショップに参加
私の場合は、Zoomでのワークショップが3ヵ月に1度くらいの頻度で行われていて、在学中に数回参加しました。
2. 学校にOPTを申請
留学生サポートセンターにOPTの申請をして新たにI-20を発行してもらいます。
3. 必要書類をUSCISに郵送
必要書類は後述します。
4. EADカードを取得
EADカードというのはアメリカ国内で合法的に就労する許可証のことです。就労期間はきっちり365日。
5. 学校に研修先を報告
OPT申請に必要な書類
- パスポート(コピー)
- I-765(OPT申請用紙)・・・学校でもらえます。
- 申請費用($410)・・・現金は受け付けてもらえません。私は小切手を用意しました。
- 証明写真・・・30日以内に撮影したもの
- I-20 (コピー)・・・学校で新たに発行されたもの
- I-94(コピー)・・・アメリカへの出入国記録。ネットで簡単に取得可能。
- F-1ビザ(コピー)
私の場合、すべての書類をそろえて、USCISに配達記録と追跡可能な郵便で送りました。
在学中の友人に聞いたのですが、現在は郵送ではなくオンラインでの申請が可能になったんだとか。
アメリカでは郵便物が行方不明になることがまぁまぁ発生するので、もし届かなかったらと心配になりますが、オンラインで申請できるようになって手続きの迅速化が進んだのではないでしょうか。
ちなみに、申請が無事に通ってもEADカードが届くまでは働くことができませんので、先に研修先が決まってしまった場合は、働き始める日時については研修先ときちんと相談しておかなければなりません。
就活はどう始めるの?
心配性が服を着て歩いているような人間である私は、とにかく早く仕事が決まって安心したいと思い、卒業前から様々な企業に履歴書を送りまくりました。
空港での仕事が夢ではあったんですが、なにせ通勤が大変!
そこで、CPTでお世話になったところのスーパーバイザーが卒業後のOPTで、ホテルのハウスキーピングとして働いたという経験談を聞いていたので、ホテルを中心に考えました。
求人情報の収集にはいろいろな方法があります。
- Indeed、びびなびなどの求人サイト
- 人材派遣会社(ハワイなら Alliance Personnel、Remedy Intelligent など)
- 企業のホームぺージの求人情報
- 知り合いや学校の先輩の紹介 など
ちなみに、私は上記ほぼすべて利用しました。
でも・・・
知りませんでした。
履歴書を送ってもなんの音沙汰もなく、忘れたころに電話やメールで面接の案内が届くなんてことが、アメリカの就活あるあるだったなんて・・・
中にはすぐに連絡をくれた企業もありましたが、その時はまだ在学中だったため、そのことを伝えると「卒業後、まだうちの仕事に興味があったら連絡ちょうだい」と・・・デスヨネ~
結局、卒業後に本腰を入れて就活に臨みました。
とはいえ、猶予は60日。
卒業後、60日以内に就職が決まらなければ、アメリカに滞在する資格を失う(Grace Period)ので、正直”かなり”焦りました。
求人への応募と面接について
求人への応募は、基本的にe-mail で送ります。
- 履歴書
- カバーレター(志望動機のようなもの)
- リファレンス(応募先の企業が過去の職場や学校または友人に応募者について問い合わせをするための連絡先や担当者を記載したもの)
リファレンスが必要な場合は、記載する方々にその旨を伝え了承を得てください。勝手に記載しても、仮に応募先から突然連絡が来た時対応できないことがあります。
応募が完了したら、連絡が来るまでひたすら我慢我慢の日々です。
私の場合、応募して1か月ほど経ってあきらめかけた頃に、e-mailで採用担当者からZoomでの面接の案内がありました。
無事、採用担当者との面接が終わっても、また当分待つことになり、焦りでジリジリとする中、やっと今度は応募した部署の責任者との面接が現地にて行われました。
質問内容は日本での面接とあまり変わりません。
ただ、アメリカでは年齢はただの数字に過ぎないという概念に基づいてはいるものの、体力的にきついと思われるような職種ではやはりしつこく確認されます。
面接からしばらくして、部署の最高責任者から電話があり、再度希望職種に携わる意志を確認されました。
ハウスキーピングの仕事は体力的にかなりきついため、若い時に始めるならまだしも、50代半ばを過ぎた私が初めて携わるにはかなりしんどいと判断されたようで、同じホテルのレストランの仕事を勧められました。
しかし、体力に自信はあったし、英会話にまだ不安があったので、ハウスキーピングの仕事でとお願いしました。
ドラッグテスト
企業によってはドラッグテストを指示されます。
指定されたクリニックに行き、ドラッグ使用の痕跡を見るための尿検査を受けます。
この点が日本とは大きく違うところであり、アメリカならではという感じですね。
ドラッグテストの指示があった時点で、企業側が採用に向けて検討中ということになると思います。
誓ってやましいことは何もないのに、なぜかドキドキしながら受けたドラッグテストを無事パスしたのち、数日後にめでたく採用の連絡がありました。ε= (´▽`;) ホッ ♡
USCISに研修先を報告
採用されたらUSCISに報告する義務があります。
これはオンラインでできます。(仮に途中で研修先を変更した場合も報告しなければなりません)
USCISのウェブサイトでは申請の進捗状況なども確認することができますが、正直あてにはなりません。ザンネン!
今日のまとめ
いかがでしたか?
カレッジ在学中の方、もしくはこれから海外留学を考え中の方の、少しは参考になったでしょうか。
経験者の感想としては、「暗中模索」の一言に尽きると思います。
わからないことだらけのことを、手探りで進めて行く不安と恐怖感。
しかも60日という期限付き。
一つの企業に履歴書を送っても、連絡が来るのに早くて1週間、長くて1か月。
果報は待って待って待ってらんない🎵と人気イケメンYouTuber(実はお気に入り♡)が歌っていますが、ほんとにそうです。
待っていたら時間は過ぎていくばかり。
気持ちはどんどん焦るし、砂時計の砂が落ちるかの如く自信を喪失していく・・・
でも・・・
「数打ちゃ当たる」方式でどんどん履歴書送っちゃいましょう!
このブログが少しでも参考になって、
頑張る留学生の応援ができることを願って ٭(ㅅ˘˘)♡*.+゜
じゃあ、またね👋